医学部の特徴【他学部と比較!】

医師の収入が景気に関係なく安定しているなどの理由で医学部人気が続いていますね。

しかし、医学部のカリキュラムや、医学生の普段の生活についての情報を医学部志望生が得る機会は本当に少ないと感じています。

これはそもそも医学生が全国に6万人程度しかいないことや、医学部が閉鎖的なムラ社会であり、あまり外に向けて情報を発信しないことが理由だと考えられます。

今回は他学部との違いに重点を置いて医学部の特徴を解説していきたいと思います。

この記事が医学部受験を考えている人の役に立てば幸いです。

爆益医学生
爆益医学生

医学部と関係ない一般の方にも医学生の生活について知ってもらいたいと考えています。

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6年制である

歯学部や薬学部薬学科でも同じですが、医学部(医学科)は6年制です。これは一般の方にもよく知られていますね。

他学部は4年制な訳ですが、医学部が2年長くなっている理由は、簡単に言うと実習が多いからです。

実習が厳しい

医学部ではほとんどの科目に実習が課せられており、特別な事情がなければ全出席が必須です。理由なく実習を欠席した場合、その科目の試験を受けさせてもらえません。医学部の科目は全てが必修科目なので、試験を受けれなかった時点で留年が決定してしまいます。

遅刻に関しても、1分遅刻につき試験から1点減点などの重いペナルティーを課す科目は多いです。特に2年、3年で履修する基礎医学科目は実習の欠席、遅刻に厳しい傾向が強いです。

「医学部に向いてない人の特徴」という記事で「ADHD気質の人は医学部では苦戦しやすい」と書きましたが、こういう点でも苦戦することなるかも知れません。

爆益医学生
爆益医学生

基礎医学の教授は欠席遅刻はもちろん、鬼の難易度の定期試験を作られたり、厳しい方が多いです……臨床医学の教授(大学病院の診療科長)は比較的優しい方が多い印象ですね。

キャンパスが孤立していることが多い

医学部の隣には附属病院が必要となるので、他学部よりも土地を多く必要とします。そのため、総合大学の場合、1つのキャンパスとして孤立し、郊外に位置していることも多いです。これも医学部が閉鎖的なムラ社会と化してしまう1つの要因ですね。

キャンパスが孤立しているため、医学生は医学生だけで活動する部活に入ることが多いです。ただ、この部活ですが、本当にブラックな部活が多すぎる!まさに医学部の闇と言えます。この「ブラック部活」について、詳しくはこちらをどうぞ。

私立大医学部は学費が超高い

国公立大学の場合、どの学部でも学費は変わらず、年間50万円強となっていますが、私立大学の場合は違います。

以下の画像は私立大医学部の6年間の学費の総額を安い順に並べたランキングです。

出典:アエラドット-朝日新聞デジタル

安くても6年間で約2000万円、平均で約3200万円、高いところだと5000万円近くかかっています。(特待生制度などは考慮していません)

私立大でも他学部だと年間100万円程度ということを考えると、私立大医学部の学費がいかに高いかがわかりますね。

学費で一軒家が建つ」などと言われることもあり、まさに桁が1つ違っていると言えます。

卒業後の進路は医師一択

まあ当たり前と言えば当たり前なのですが。

例えば法学部では、法曹になる人は少数派で、ほとんどの人は民間企業へ就職していきます。入学時には法曹志望だったけれど、在学中に普通に就職することにした人もたくさんいるでしょう。

しかし、医学部は卒業後99.9%(それ以上?)の人が医師国家試験を受験し、医師になります。仮に在学中に医師以外の夢を見つけても、「せっかく医学部入ったし、とりあえず医師免許は取っておくか」と考えて、まずは医師免許を取得する人が多いのです。

「医者になるには医学部に行かないといけない」のはまあ一般常識だと思いますし、実際に医学部は医師養成のための専門学校と言えますから、医学生は18歳くらいで大学入学する時に、既に将来の進路を決めているんですね。(医学部受験を決心したときに既に決めているとも言えるかも知れません。)

これは他学部と大きく違うところだと思います。

※この記事は筆者の以前のブログである「碧い欅」の記事を加筆修正したものです。なお、当該記事は削除済みとなっています。

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コメント

  1. ナカダシスルシカ より:

    基礎医学ホンマにきつい。てか面白くない。

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