今回は国試分析企画の2回目ということで、正答率何%以上を確実に解ければ国試に合格できるのかを、2020年2月実施の114回医師国家試験のデータで検証していきたいと思います!
前回の記事はこちらからどうぞ。
普段QBなどで勉強していて、「この問題正答率低いけど、解けないとダメなのかな…」と思ったことはありませんか?
もちろん、正答率が低い問題も解けるに越したことはないですが、限られた勉強時間で効率良く国試に合格するためには、いわゆる「捨て問」を作るのも必要だと僕は考えています。
「捨て問」の定義は人によって変わってくると思いますが、最後まで読んでいただければ、どのレベルの問題を「捨て問」にすべきかがわかってくるかと思います。
この企画では、114回国試において「ある一定の正答率以上の問題全てを正解したと仮定した場合、合格点に達する正答率は何%か」を検証していきます。
では早速行きましょう!
必修
まずは必修です。
114回では、必修は197点満点で、合格点は158点(8割)でした。(1問が採点除外となりました)
各問題番号と正答率(小数点以下四捨五入)と配点をまとめたものが以下になります。
これを正答率順に並べ替え、合格点158点に達するところを抜粋したものが以下になります。
本当は全てを載せたかったのですが、画像が縦長になりすぎるので諦めました笑
配点の関係で合格点158点ジャストのところはありませんでしたが、正答率84.5%以上の問題を全て解ければ、累計得点は159点となり、合格点に達します。
一般・臨床
続いて一般・臨床です。
114回では、一般・臨床は299点満点で、合格点は217点でした。(1問が採点除外となりました)
同じように、各問題番号と正答率をまとめたものが以下になります。
(スマホの方は見にくいかも知れません…)
これを正答率順に並べ替え、合格点217点に達するところを抜粋したものが以下になります。
正答率75.3%以上の問題を全て解ければ、累計得点は217点となり、合格点に達します。
まとめ
の問題が全て解ければ114回国試には合格できるという結果になりました。(禁忌は無視しています)
実際に一定の正答率以上の問題を全て正解するのは、ほぼ不可能だと思いますので、必修は正答率80%以上、一般・臨床は70%以上の問題は解けるように準備しておくのが現実的かと思います。
必修で正答率80~84.4%の問題は7問(15点)、一般・臨床で正答率70~75.2%の問題は13問ありました。
また、正答率90%以上の問題を全て正解したと仮定した場合、必修はなんと153点、一般・臨床も149点に達します。ここはなかなか落とせないところなのではないでしょうか。
今回の企画は以上になります。
事実を淡々とお伝えするので、検証にかかった時間に比べて記事があっさりしすぎてしまうのが難点ですが笑、国試勉強の効率アップのために、これからも国試の分析は続けていこうと思います。
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コメント
国試は満点が当たり前だよなぁ!!!!(現実はボーダーギリギリ)