僕の好きな言葉は効率!そしてコスパです!
今回は、出題分野ごとのコスパ(時間効率)を考えていきます。この記事を読めば医師国家試験において、勉強のコスパが良い出題分野がすぐわかります。
医学生にはお馴染み、メディックメディアのQB(クエスチョンバンク)の問題数と実際の国試での出題数でコスパを分析します!

情報社会ではデータが物を言うのだ!
過去3年分(112回~114回)
国試は過去3年分が重要とよく言われますので、まずは過去3年分(112回~114回)から分析していきましょう!
出題分野別にいろいろまとめた表をご覧下さい。

(スマホだとかなり見にくいかも知れません…)
表の見方は以下の通りです。
・QB問題数:出題分野ごとのQB(公衆衛生を除き2021年度版、公衆衛生は2021年度版未刊行のため2020年度版)の問題数をまとめました。
・CP(コスパ):出題分野ごとの3年分の出題数の合計をQB問題数で割り、コスパを出しました。
・CPランキング:出題分野ごとのコスパランキングです。
・QB1周目問題数:出題分野ごとのQB1周目問題数をまとめました。
・1周目問題CP:出題分野ごとの3年分の出題数の合計をQB1周目問題数で割り、1周目問題のコスパを出しました。
・1周目問題CPランキング:1周目問題のコスパランキングです。
老年医学は医学総論に、乳腺外科は婦人科に、リハビリは整形外科に組み込みました。
採点除外問題は抜いています。
コスパランキング
コスパランキングの1位~5位は以下の通りです!


医学総論とか救急って他の科の知識が前提になってるからランキングに適さない気が……
というわけで、医学総論・老年医学と救急を抜いたランキングも作りました!笑
以下、ランキングは全て医学総論・老年医学と救急を抜いて出しています。

公衆衛生は出題数が多いだけあって強いですね。産科のコスパが良いのはちょっと意外でした。
1周目コスパランキング
QBには「1周目問題」という問題がありまして、それを解けば基本的なことはマスターできるようになっているそうです。
では、1周目問題に限ったコスパランキングを見ていきましょう!

免疫・膠原病が伸びてきました。疾患数があまり多くないのが理由でしょうか?
肝胆膵も一気にランクアップ(19位→5位)しています。
過去5年分(110~114回)
過去5年分まで遡るとどうなるのかも見ていきましょう!
まずは出題分野別にまとめた表です。

見方は過去3年分と同じです。
110回、111回では採点除外問題が不明だったため、全問題を組み込んでいます。
コスパランキング
過去5年分のコスパランキングです!

泌尿器がランクイン。過去3年分でも6位と健闘しており、出題が少ないマイナー科としてはかなりコスパが良いですね。
1周目コスパランキング
続いて、1周目問題に限ったコスパランキングです!

循環器が入ってきました。循環器の知識は他の科でも使える場面が多いことを考えると、数値以上のコスパを秘めているとも言えるかも。
まとめ
公衆衛生やはり強し。QB2021年度版の刊行が待たれるところです。
呼吸器、産科、免疫・膠原病もランキング常連でした。ただ、産科は特殊な科目で、産科の知識は基本的に産科でしか使えないことに注意。

第何回旋とか、第何胎向とか、イメージしにくくて苦手なんだよなぁ…
効率良く勉強して、国試合格をもぎ取りましょう!
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